清水健矢プロフィール
活動拠点: 兵庫県丹波市(2019年より移住)
肩書: 地域プロデューサー/PRデザイナー(Keny Design Office代表)
1995年生まれ、大阪府出身。2019年に兵庫県丹波市へ移住し、「地域のつながりをデザインする」をコンセプトに地域に根ざしたソーシャルデザイン事業を展開しています。コミュニティコーヒースタンドの運営、古民家を再生した起業促進型コワーキングスペースの経営、地域イベントの企画開催、丹波市観光ポータルサイトの立ち上げ・運営など、多彩な活動を行っており、専門分野は地域マーケティングやまちづくりです。
経歴
学歴・職歴: 大阪府立大学にて社会学を専攻し、在学中に海外留学やバックパッカーの経験を積みました。2018年に大学を卒業後、ソフトバンク株式会社に入社しましたが、入社4ヶ月で退職し、より自由な道を歩むことを選択しています。同年には大学教授に同行してエチオピアでのフィールドワークを体験し、人間の本質や多様な文化に触れる機会を得ました。帰国後、大阪でエチオピアにちなんだ「Amhara Coffee Stand.」というポップアップのコーヒースタンドを期間限定で開業し、自身の学びや経験を発信するウェブメディアも立ち上げました。
丹波市での活動開始: 2019年7月、地域おこし協力隊(観光分野)として丹波市に移住。観光PRの一環で丹波市の観光ポータルサイト「Tamba Style」を企画・立ち上げ、市内の100以上の事業者と連携を築きました。協力隊員として「交流人口の増加」を使命に掲げ、情報発信や各種イベント企画運営、地域団体との連携に取り組んできました。約3年間の協力隊活動を経て、2022年6月に任期満了。任期1年目から地域に根ざした起業家としても独立し、(1) 丹波市の魅力的な商品・サービスを発信するPR支援事業、(2) 人々の交流を促す小規模なコミュニティカフェの経営、(3) 起業の拠点となるコワーキングスペース開設、という3つの事業に軸足を置くことを計画しました。現在はその計画を実現しつつ、さらなる地域活性化に向けた事業を展開しています。
現在の取り組み
- 地域企業のPR支援・デザイン制作: 清水さんは現在、Keny Design Office(丹波Web Creation)の代表として、ウェブ制作・マーケティング・デザイン・映像制作のワンストップサービスを通じて丹波地域の企業や事業者のPR支援に携わっています。実践者の視点から事業者に寄り添った提案ができ、机上の空論ではない効果的なマーケティング支援を行っているのが特長です。たとえば地元の窯元が手掛けた新商品のクラウドファンディングでは、ディレクションから写真撮影・文章作成まで担当し、約1,300万円もの資金調達に成功させました。
- コミュニティ咖啡スタンド経営: 2020年4月、丹波市水分れ公園に地域交流拠点となるカフェ**「水分れ茶屋 by Amhara Coffee Stand.」**をオープンしました。長年空き家となっていた古民家を地域の人々とワークショップ形式で改修し、クラウドファンディングで資金を集めて実現したコミュニティコーヒースタンドです。コーヒーの提供だけでなく隣接地で菜園も営み、地域住民が気軽に集まる場となっており、このカフェの開店をきっかけに水分れ地域には人の賑わいが生まれています。
- コワーキングスペース運営: 2023年5月、築100年以上の古民家を再生した複合型コワーキング施設**「Tamba Creative HUB」**を開設しました。テントサウナなどユニークな設備も備え、仕事が楽しくなる空間と人と人とがつながるコミュニティスペースを提供しています。また、起業志望者の支援拠点とも位置づけられており、その革新的な地域資源の活用による交流促進が評価されて、同事業は2025年に「丹波すぐれもの大賞」(ソーシャル・イノベーション部門)を受賞しました。
- 地域イベント企画・メディア発信: 地域活性化イベントの企画運営にも積極的で、2020年に開始した地域マルシェ「みわかれマルシェ」では第1回に約1,000人を集客し一躍話題となりました。以降2023年までに全10回開催し、地域住民にとって日常的な交流の場となる人気イベントに成長しました。さらに2024年には、市民スポンサー型の独立系ウェブメディア「Knot a Media」**を立ち上げ、編集長として地域の情報発信にも取り組んでいます。農家・作家・政治家など地域で活躍する人々への深いインタビュー動画等を制作し、一人ひとりの地域への興味関心を高めて参加機会を増やすことを目指したプロジェクトです。清水さん自身、「真実を伝える」「地域の未来へつなぐ」メディア運営を掲げており、地域住民の視点に立った情報提供によって地域コミュニティの活性化に寄与しています。
専門分野・得意テーマ
清水さんの専門分野は、地方創生やコミュニティデザインといった地域活性化に関するテーマです。地域マーケティングや地域ブランディング、まちづくりの戦略立案、さらには地方における起業支援やクラウドファンディング活用など、地域社会を盛り上げる実践的な分野に精通しています。地域と人をつなぎ、新たな価値を創出する取り組みに情熱を持っており、その経験を活かして講演会では「地域のつながりをデザインする」視点から多彩なトピックを語ることができます。講演テーマの例として、ソーシャルデザイン、地方創生、コミュニティ形成、地域マーケティング、地方での起業・ビジネス創出、クラウドファンディングの活用などが挙げられます。
講演実績・スタイル
清水さんは講演者としての実績も豊富で、大学や行政機関、企業イベントなど様々な場で登壇しています。例えば、関西学院大学大学院ではソーシャルデザインとビジネスに関する講義、甲南大学では地方創生とフィールドワークに関する講義を担当しました。地元・兵庫県立氷上高校ではマーケティングについて講演を行い、兵庫県丹波県民局(県の出先機関)主催の研修ではクラウドファンディングをテーマに話すなど、教育機関から行政まで幅広いテーマで依頼を受けています。さらに、関西大学とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が主催するスタートアップイベント「HYOUGE NIGHT」に登壇し、「大企業を辞め、地域プロデューサーとして生きる道を選んだ理由」をテーマに自身の挑戦を語るなど、若者やビジネスパーソンにも刺激を与えてきました。
講演のスタイルは終始実体験に基づく臨場感あふれるものです。自ら地域でコーヒースタンドの経営やイベント運営、コワーキング施設の立ち上げまで手掛けてきたことから、机上の空論ではないリアルな視点で語る点が魅力です。成功談だけでなく苦労や学びも包み隠さず紹介し、地域に飛び込んで挑戦する面白さや意義をわかりやすく伝えます。そのため、聴衆は高校生から大学・行政関係者、企業経営者に至るまで幅広く、話に共感と刺激を与えます。若さと行動力に裏打ちされた熱意あふれる語り口で、地方創生に興味のない人にも「まずは一歩踏み出してみよう」という前向きな気持ちを抱かせる講演をいたします。
公式サイト・SNS・連絡先
- SNS: Instagram(@keny_japan)ほか
- 連絡先: 清水健矢 公式メールアドレス – kenyashimizu15@gmail.com
お問い合わせや講演依頼は公式サイトの問い合わせフォームまたはメールで受け付けています。